最新情報

ニュース・トピックス

関連メニューを開く

コラムvol.1 「ハンドチャック」とは(2025-02-18)

ハンドチャックとは

 

ハンドチャックとは、エンドエフェクタの1種で、産業用ロボットやローダーなどの

 

搬送装置の先端に取り付け、ワークをクランプ搬送するための機器です。

 

 

ロボット周辺機器の一覧

 

 

 

ハンドチャックは他にもエアグリッパ(単にグリッパとも)、ロボットハンド、ロボットチャックなどの

 

呼び方がありますが、このページではハンドチャックの名称で統一します。

 

 

ハンドとチャックの違いとその特徴

 

 

 

ハンドとチャックの違い

 

 

 

ハンドチャックは爪の数によって、呼び方が異なります。

 

 

2爪のもの・・・ハンド

 

3爪・4爪のもの・・・チャック

ハンドとチャックの違い

 

 

KONSEIのハンドチャックは用途に応じて選定頂けるよう、様々な形状の製品を

 

ラインナップしており、更に細分化すると、下図の6種類に分類されます。

 

 

 

ハンドチャックの種類

 

 

 

 

それぞれの製品の特長

 

 

 

 

・平行ハンド(縦型)

 

スタンダードな2爪ハンド。ボディの奥行が小さいので、複数配列に最適。

 

複数配列のイメージ

 

 

 

 

・平行ハンド(横型)

 

全高を抑えた2爪ハンド。薄型で背面合わせに対応、またストロークが長いのでワークの兼用にも対応。

 

 

背面合わせと兼用のイメージ

 

 

>>平行ハンドの製品ラインナップはこちらから

 

 

 

 

・支点ハンド

 

爪が揺動開閉する2爪ハンド。上下移動なしでワークのクランプ/アンクランプが可能。

 

ベルトコンベアからの取り出しのイメージ

 

 

 

>>支点ハンドのラインナップはこちらから

 

 

 

 

・3爪チャック(縦型)

 

スタンダードな3爪チャック。爪が求心動作し、丸形のワークでも安定した把持が可能。

 

 

 

丸形ワークのクランプイメージ

 

 

 

 

・3爪チャック(横型)

 

全高を抑えた3爪チャック。薄型なので背面合わせに対応。

 

 

背面合わせのイメージ

 

・4爪チャック

 

4隅の隙間に爪を進入させることが可能。円形ワークが密に並べられている場合に最適。

 

 

ワークの取り出しイメージ

 

 

 

>>チャックのラインナップはこちらから

 

 

 

ハンドチャックの駆動源

 

 

ハンドチャックは駆動源によってエアハンド(エアチャック)、

 

電動ハンド(電動チャック)、メカハンド(メカチャック)の3種類に分けられます。

 

 

 

 

エアハンド(エアチャック)

 

 

仕組み:圧縮空気をシリンダ内部に入力することで開閉動作

 

 

 

 

エアハンド(エアチャック)の内部構造

 

 

 

エアーハンドの特長1:シンプルな構造なので、コンパクトで高い把持力を出しやすい

 

エアーハンドの特長2:工場エアーを駆動源とするので導入が比較的容易

 

 

 

 

電動ハンド(電動チャック)

 

 

仕組み:電力・信号を入力することで開閉動作

 

 

電動ハンド(電動チャック)の内部構造

 

 

エアーハンドの特長1:モーターの制御により把持力調整や中間停止など複雑な動作が可能

 

エアーハンドの特長2:エアーを使用しないためコンプレッサや配管作業が不要。

また、カーボンニュートラルに対応。

 

 

 

 

メカハンド(メカチャック)

 

 

仕組み:シリンダなどでピストンを直接押すことで開き、スプリング力で把持

 

 

メカハンド(メカチャック)の仕組み

 

 

メカハンドの特長1:搬送中にエアーや電気が使えない装置で使用可能。

 

メカハンドの特長2:カム駆動などの高速タクトにも対応。

 

 

 

 

事例紹介

 

ハンドチャックの使用事例を4つ紹介します。

 

 

 

 

Case1 ロング爪を用いたバラ積みピッキング

 

 

高剛性ハンドの使用イメージ

 

 

箱の中に爪のみを進入させてワーククランプが可能。

 

 

>>ロング爪対応の「薄型高剛性ハンド」の詳細はこちら

 

 

 

 

 

Case2 切削液が掛かる加工機への供給・取り出し

 

 

耐切削水ハンドの使用イメージ

 

 

耐切削水チャックの使用イメージ

 

 

爪部にパッキンを内蔵し、切削水の流入を抑制。

 

 

>>加工機への供給取り出しに最適な「耐切削水ハンド」の詳細はこちら

 

>>加工機への供給取り出しに最適な「耐切削水チャック」の詳細はこちら

 

 

 

 

 

Case3 熱間鍛造・鋳造工程で800℃以上のワークの搬送

 

 

耐熱ハンドの使用イメージ

 

パッキンとグリスを耐熱性のものに変更し、ロング爪で本体から熱源から離して搬送可能。

 

 

>>熱間鍛造・鋳造工程に最適な「耐熱大把持力ハンド」の詳細はこちら

 

 

 

 

Case4 重量物の落下防止対策

 

 

落下防止チャックの内部構造

シリンダ内部の強力なスプリングにより、エアーダウン時でもワークを落とさない。

 

 

 

>>重量物搬送工程の安全対策に最適な「大把持力ハンド(落下防止)」の詳細はこちら

 

>>重量物搬送工程の安全対策に最適な「大把持力チャック(落下防止)」の詳細はこちら

 

 

株式会社近藤製作所

ハンド& チャック ロボット周辺機器

お問い合わせはこちら

0564-62-0428

FAシステム

お問い合わせはこちら

0533-66-6588

WEBサイトから

お問い合わせはこちら

  • konsei
  • konsei
ページトップ

copy